小さい頃から、星が好き
宇宙が好き
宇宙と名が付くだけでドキドキして
流星群が見られる日は毛布にくるまって、外で空を見上げてた
小学生だったある日、望遠鏡で覗いた宇宙
土星に焦点を合わせていたのに、ふいに望遠鏡が傾いて、見えたのは吸い込まれそうなくらい、とんでもなく深い深い、黒
宇宙の計り知れない大きさを感じて身震いしたこと、今もよく覚えてる
宇宙の無数の星から見れば、私というなんとなんと小さな存在
その事実が、妙に肩に力が入りすぎる私を楽にして、気持ちを自由にしてくれる
息子の目の中には宇宙がある
生まれたばかりのときから、その目の美しさにずーっとずーっとみとれてる
吸い込まれるような深い深い色
艶やかな瞳の、透き通る透明感
これが、子どものもつ力なのかな
私はずっとずっと見つめていて、
宝石のような子ども 無限の輝き
漆黒の宇宙に溶け込んだような、美しい目の輝き